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vs 山形

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岐阜 2-1 山形
長良川競技場 3,142人







「OH-,OH-,FC岐阜」
「俺達と共に」
「OH-,OH-,FC岐阜」
「全てを懸け闘え」

片桐淳至の2つのゴール時、いずれも流れていたのは、このチャントだった。
このチャントが聞かれるのは稀で、ここぞの勝負時にしか歌われない。

だって、そうだろ?
「俺達と共に、全てを懸けて闘え」だ。
まず、俺達サポーターが闘えていなかったら歌えないからね。
今日は、絶対やり遂げるんだ!!
長良川競技場は、そういう空気に包まれていた。



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昇格という目標があり、現在2位の山形。
前回の対戦で、彼等はHOMEで岐阜に負けている。
好調を維持し、長良川に乗り込んできた。
相手サポーターも、遠路詰め掛ける。

日曜のナイターなのに?
負けてられないよね。
相当な想いで「勝ち点3」を捥ぎ取ろうとしていたのだろう。


それは、岐阜とて同じ事。
本拠地での「勝ち点3」が欲しい。
でも、最初から「3」が欲しいと急かせば「1」すら取れなくなる。
90分後に良い結果が生まれるように、あきらめずに闘いたい所だ。


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スポーツは、技術・体力に併せて、「気持ちのやりとり」が反映される。
この部分が面白味だと、俺は思っている。
これらが影響して、前半は山形が攻勢に出るだろう。
そういう準備をしながら応援をしていた。

報道などでは、前半から「岐阜のポゼッションが勝った」と記されていた。
たしかに、想像していたより中盤で持てた印象。
しかし、山形の最終ラインは的確に跳ね返してくる。
そして、引き付けてからの逆襲はなかなか怖かった。
「山形は強いな」俺が現場で受けた印象はこちらだ。

…なんというか、「岐阜は攻めてるフリをしている?」くらいに感じた。
まだまだ、前半戦で隙を見せない堅牢な山形ディフェンス。
ここに、6-7割のパワーレベルで揺さぶりをかけている。
もちろん、チャンスがあれば決める。
でも、無理はしない。

2周りぐらい、大きくなった長谷川悠を、菊池選手がしっかり抑え。
これが、機能しているので、深津選手の位置を少し高くして守る。
相手左サイドの要人は、川島選手で対応する。
相手の「怖さ」を知った上、リスク管理できる中での「攻撃のフリ」

「俺は、まだ抜いちゃいねぇが、刀は差してるんだぜ」
小島・梅田の両ベテラン選手が、そういう表現をしている。
これが、相手チームの攻撃力を結果的に削いでいた。

正直、ゲームが動くのは後半だと思っていた。
だから、前半の0-0は素晴らしい。
「昇格目指してる」「現在2位の」「好調を維持している」
こういったチームが対戦相手なら、焦りを覚えるのは…どちらかな?
GKの日野選手には本当に感謝しなければならない。
再三のピンチを回避してくれた…ありがとう!

こんな時、岐阜サポーターは、どうすりゃいいんだろう?
俺が思うにだけど「一生懸命、俺達の仲間に声援を送る」
別にこれ以外、何も要らないんじゃないかな?
せっかく、相手が焦る展開なんだから。
変に味方を焦らせる必要なんか…ないんじゃないかな。


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そんな、メンタルゲームの中で「後半20分まで、持ちこたえれば」
そんな事を思いながら声援を送った。
おそらく、相手が欲しいのは「勝ち点3」のハズだ。
絶対に攻勢に出てくる!
そうすればスペースが出来て、和正が走れる。

だが、俺の予想は外れて、山形の勢いはさほど出ていなかった。
逆に、岐阜の方が予想より早い時間に仕掛けてきた。
「HOMEで勝つ」という姿勢の現われなのだろうか?

かつて、山形に所属していた高木和正選手が走りまくる。
相手もバイタルエリアで、あれだけ走ってくれば嫌なはず。
また、彼の特徴には「奪われたら、すぐ奪い返す」というものがある。
高い位置まで侵入して、惜しいプレーでボールを奪われる。
しかし、彼にとって"そのプレー"は決して終わりではない。
即座に奪い返すことで、「非常に高い位置でのカウンター」となる。
言葉にすると、当たり前な事なんだけど、これは脅威!
全力で攻撃した後に、ディフェンスをするのは非常に難しい仕事。

余談だが、私はサッカーのコーチにこう言われた事がある。
「DFとMFの2人で、相手を囲んだ場合、できればMFがボールを奪うように」
DFがボールを奪い保持すれば、奪われた選手は必死に奪い返しにくる。
MFがボールを奪い即座に展開すれば、奪われた選手はあきらめやすい。
…結果、自陣でのリスクは減る事になる。
更に、(奪われた攻撃選手があきらめれば)数的優位を作れる。
和正は、相手DFにボールがあるうちに「奪い返しにくる」のだ。
しかも、夏場の暑い時期に強い!

そう、和正の素晴らしさは「あきらめない」所。
小柄でありながら、玉際は強く攻撃的。
「奪われても、奪い返す」
そして、タッチライン際もギリギリの所で「残る」
そんなプレーが、先制ゴールに現れていた。


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素晴らしい先制点。
しかし、相手の山形はすかさず反撃し同点とする。
このシーン、FC岐阜はリスタートに弱い気がするのは俺だけだろうか?
もちろん、リスタート時はピンチなのだから失点する確立も高い。
それでも、ここを修正できれば更に良くなる。

スポーツはメンタルだけじゃない。
でも、メンタルあってのスポーツ。
「何としても、守ってみせる」という気概がなければいけない。

逆に、終了間際のフリーキック。
これも、非常にメンタルが出たシーンだと思う。

試合終了後、殊勲の片桐選手がコメントしている。
「FKが最後のチャンスで、正直、決められる自信はありませんでした。」
おそらく、このまま蹴っても、いつもどおりにタイムアップを迎えただろう。
あの時、高木和正選手が声をかけたという。
そして、落ち着いて直接フリーキックを蹴った。
(コーナーキックも落ち着いて、低い弾道を見せて欲しいが…)

また、あのフリーキックを得た事もメンタルが影響した。
相手GKは、俺達がブーイングをしても動揺することがなかった。
毎回、良質なキックで後方支援をしていたように見えた。
「大したヤツだな…まぁ、当たり前か」そんな風に思っていた。
ところが、後半43分パントキックをエリア外で蹴ってしまったようだ。
実は、これが非常に良い速攻になりかけていた。
スコアは逆になっていたかもしれない。
ハンドの判定さえなければ、ビックプレーだったかもしれない。

しかし、副審が見落とさず直接フリーキックの判定。
ゴール裏から見ていたので、非常によく見えた。
壁の作り方が、俺には甘く見えた。
「山形GKのサイドはケアし、壁を越されて良いコースなら失点やむなし」
そんな壁の作り方が見えた。
今日は試合開始前に雨も降った。
スリッピーなピッチだし、低いボールが来るかもしれない??
後半終了間際のセットプレー、与えたのは自分だ。
それまで、良いプレーをしていた相手GKの背中に焦りを感じた。



「落ち着きを、取り戻した」岐阜の10番が左足を振る。
放物線はキレイだったけど、「究極のコース」にはイッていない。
山形の壁は、低い弾道もケアしていたのか?
蹴った後に飛んでいて…タイミングは若干遅れた。
相川選手が、足元を塞いだからだろうか?
GKはおそらく、キックの瞬間を見れなかったのかもしれない。
GKは1歩も動けなかった。



― そして弾道はネットに吸い込まれた ―




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試合が終了して、スタジアムは歓喜に溢れた。
選手も、サポーターも皆が、最高の笑顔で握手をする。
いつも、仲間の皆さんと「勝ってないから」…と握手をしていない俺。
今日は、思う存分握手をすることが出来た。
あぁ・・・ホームでの勝利はやはり格別だ。
選手も、サポーターも勝利の為にベクトルが噛み合っていた夜だったよ。


今日の勝利は、追いつかれても諦めなかった。
その点で、選手もサポーターも、達成の喜びを共有できた。
ドッピエッタ(1試合2得点)の片桐も良かった。
そして、諦めない姿勢を見せてくれた和正も影のMVPだといえる。


次も、勝ちたい・勝たせたい。


20080706205941.jpg






【HANZO】




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【お・ま・け】

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HOMEでの、勝利を手に入れるのが簡単じゃなかった。
これからも、簡単に手に入るものじゃない。
今までとは、カテゴリーも違う。


俺達は、金を払って「勝ち試合を見に来てるんじゃない」
「自分のチームの為に、入場券を払って、応援をしにきてるんだ」


どうか、今日皆で必死に得た勝利が、「当たり前」になりませんように。
ここは、汗をかいて一生懸命やりきって、初めてJで闘えるクラブ。
頑張らないと、土俵にすら上がれないのです。


これはフロントの方々にも、しっかりと申し上げたい。
ピッチ外のファイトは、あまりしたくないから。


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